どれだけ生きたかではなく、どう生きるかということ 「ラーゲリより愛を込めて」
スタッフ
監督 瀬々敬久
出演 二宮和也・北川景子・中島健人・寺尾 聰・桐谷健太・安田 顕
原作 辺見じゅん
ストーリー
辺見じゅんの小説、原作。
過酷な環境の中で光を見出す主人公の生き方。
夫の帰りを待つ家族が、前を向く姿勢。
主人公の意思をつないでいく仲間の存在。
どう生きるか、を何度も問われる。
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過去最速の涙
公開されて半年以上経ってから、1人で映画館に観に行きました。
前日にチケットを予約し、その時は観客は私一人。
もしかして貸し切り…?と思いましたが、行ってみると10人ほどの観客。
みなさん2回目かしら…と思いながら鑑賞。
もともと涙もろい私ですが、過去最速の涙。
確かに高校生の娘も「いい映画らしいよ」と言っていたけれど…
ここまでとは。
Mrs.GREEN APPLE の Soranji に放心状態。
他の方たちも、すぐには席を立たない。
ふと我に返って、前方に座っていた私は立ち上がり、
他の方々も動き出す。
希望と道義。
どう生きるか。
日常生活でうまくいかないことも多く、
自分の不器用さにあきれたりもするけれど、
私の生き方は間違っていないのかもなぁ...、
これでいいんだろうと、思えた映画でした。
自分の中の、“これだけは”を大切にしていいのではないかと。
監督は、「護られなかった者たちへ」「糸」を撮られた方。
人間の感情の荒さ、激しさに、心が揺れました。
その激情の中にある、芯となる希望。
すてきな映画をありがとうございました✨