空白を満たしなさい
一度この世を去った人たちが、復生者という形でもどってくる
喜びながらも困惑する家族。
最初に観始めたときは、サスペンス?ファンタジー?という感じで観ていたけれど、違いました。
命のドラマでした。生きることに真摯に向かい合ったストーリーでした。
空白も、いろんな意味があるのですね。
理屈じゃわりきれないもの、考えが及ばない次元、衝動的な行動、知る由もないもの。
「人から苦悩をとったら、それは拷問だ」そのような表現が、ドラマ途中にあり、とても印象に残りました。
思い悩むときがあってもいいんじゃないかなぁ。
周りに何と言われようと、好きなだけその気分に浸るのも、その人の権利じゃないのかな。
明るい方ばかり見ていても、首が疲れちゃう…
そして気が済むまで考えたら、上がってくるんじゃないのかなぁ…
(上がってこないときは、もちろんしかるべき対応が必要です)
周りができることは、見守りながらその上がってくるタイミングを見計らって、エンパワメントすることなんじゃないのかなぁ…なんて思ったりしますが、実際その立場に私がなったら修行だろうなぁ。
生きていればいろいろあるけれど、それもそれ、とその出来事を認めてあげて、そっとわきに置いておく。
そうやって淡々と生きていくのが人生なのか。
そんなことを思いながら、録りだめしていた最終回を見終えました。